SSブログ

中国「香港国家安全維持法」施行 [国際情勢]

 中国は香港の中国への返還23年を機に「香港国家安全維持法」を施行し香港の二国制度を形骸化した。旧宗主国である英国との約束は50年間は1国2制度でいく約束だったようでいとも簡単に破られたようだ。英国は旧宗主国の責任において断固たる措置を執るべきである。例えば国連総会や安全保証理事会で経済制裁などの提案をすべきである。勿論中国は安保理では拒否権を持っているから成立するはずはないが総会でやればどうなるか、たとえ成立しなくても、世界における中国のイメージは急落するであろう。特に中国から多額の資本援助を受けているアフリカ諸国は警戒心を一挙に高めるであろう。中国の信用は極度に低下するものと思われる。

 最終的に香港は中国に併合されるにしても軍隊を持ち独立国の形態を備えている台湾はそうはいかないであろう。台湾が中国とは異なる独立国であることを表明すれば世界のかなりの国々がそれを承認するであろう。中国から亡命してきた国民党およびその支援者は中国に対しかなりの郷愁を抱いているであろうが今回の香港の運命を見て決心できるかどうか、また本来の台湾人は独立志向が一挙に高まるものと思われる。中国、台湾の熾烈な情報合戦が始まるものと予想される。日本は当然台湾の独立を認め、支援すべきである。敗戦により旧宗主国としての権限をすべて手放したとはいえ民主主義国家として当たり前のことである。

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。