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棄民とは何ぞや! 当時の状況を正確に残しましょう。 [戦争の記録]

 8月15日終戦記念日が近づいてきた。戦争の悲惨さ、非人道さ、人間の残虐さを後世に伝えることは重要なことであるが、誤って伝えられると決して恒久平和の実現にはならない。勝とうが負けようが犯罪は犯罪、非は非、悪は悪である。戦後70年以上も経つと実際に戦争を体験した人は少なくなってきている。伝聞が多くなってきている。意図的に語られたものが真実とされ遂には国連の様な公式機関に登録され真実の証にされたりする。しかも意図的にやったものは、信念としてやるので、良心の呵責など全くないのである。最近増えてきたのは棄民なる言葉である。特に左派メディアが盛んに使うのは旧関東軍による満州居留民の棄民である。当時の関東軍は日ソ平和条約を信じ兵力の大半をフィリッピン戦線に割いていたのである。優勢なソ連軍を前に連戦連敗8月15日ごろやっと奉天近辺まで後退し戦線を立て直したところで終戦を迎えたのである。居留民の保護までは手が回る訳が無い。

広辞苑を紐解くと次のようにある。

 棄民 「見捨てられて国家などの保護下にない人たち」とある。」

 本論に入ろう。我が国もおよそ70年前無条件に近い形で連合軍に降伏した。降伏した途端(昭和20年8月15日正午)に中国、満州、朝鮮等にいた我が国の民間人は棄民させられたのである。棄民させられようと人間である以上生きる権利はある。その権利を保護するのは勝った連合軍である。ところが連合軍はそれを怠った。特に満州、朝鮮においてひどかった。虐殺、略奪、暴行、婦女子凌辱等多くの悪が横行したのである。したり顔の識者などは日本の支配下にあった時代の仕返しで有るなどと平気で言うが報復も悪である。報復を認めるならば日本も原爆を作ってニューヨークのど真ん中に落とそうではないか。

 言いたいのは、戦争をなくすため悲惨な過去を残のであれば勝者も敗者もない、右も左もない、正確に事実を残そうではありませんか。旧満州、朝鮮から引き揚げて来られた皆さん、かなりのお歳だと思いますがもう何を言ってもいい時代です。貝にならなくてもいい時代です。働きかけがあったら事実をどんどんお話しください。

 

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