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15号台風の教訓と緊急対応 [災害と自動化対策]

 15号台風はこれまでの河川氾濫など水による被害と異なり風による被害により広域停電という事故を伴い千葉県全域に大きな被害をもたらした。電気により成り立っている現代社会の防災態勢が如何に無防備であったかをさらけ出したのである。無数に立てられている配電系の電柱が倒れたり倒木により電線が切れたりしたのである。河川という線の防災から配電線という面の防災に代わったのである。配電線は各所で分岐されているため切り分けて応急復旧する手立ての効率が悪く、復旧の予測も立てにくいのである。停電しているところには誠にお気の毒ではあるが倒壊した電柱や倒木の除去など自衛隊を含め今は人海戦術による応急措置が行われているようだが時間がかかる。メディアの様に予測がずれたとして一概に東電だけを責めても始まらないように思う。むしろ現場は24時間体制でよくやっていると思う。停電地区の自治体などは建設業者などの持っている可搬型の電源設備を動員して臨機応変の応急仮停電対策を実施すべきである。井戸水を電気でくみ上げている家庭などにすぐ応用できる。メディアの報ずるところから推察すると非常用電源設備を持っている病院など医療関係施設が少ない若しくは持っていても容量が少ないところは知恵を働かせるべきである。


 自治体 予備電源はほとんどの自治体が持っているようであるが通信設備を含めてシステムとしての対応が不備である。(県庁との連絡が出来なかった)給水関係も断水が始まっているようである。

 医療関係 直接生命に関係する設備の停電対策の検討。人手で出来るものはその対応。

 通信関係 携帯無線関係送受信所の停電対策、1日や2日の停電で通話困難では蓄電池の容量不足ではないか。太陽電池との併用を検討すべきである。台風一過は晴天が多い。

 放送関係 携帯電話の不通で情報不足が叫ばれているので携帯テレビ(スマホなどでもいい)避難所などへの貸し出し、スマホなど携帯機器の充電個所も各所に設置されているので後は通信会社の送信所対策であろう。

 企業関係 最近は人手不足でロボット化が多い。テレビで視たが牛の搾乳までロボットでやるようである。停電対策は必ず必要である。時間と資金の問題があるが差し当たっては停電時は手動に戻す訓練が必要。

 まだ千葉県の停電は全面回復には至っていない。一刻も早い全面回復を祈るのみであるが台風シーズンは終わっていない。思いつくままを記載した。支援物資は各市町村に続々ついている様である。日本人の互助の精神衰えずか。


  

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