アメリカの中間選挙結果について

　アメリカの国民は大方の予想通り中庸を選んだようだ。一番ほっとしているのは皮肉にもトランプ大統領であろう。今後は物事がうまくいかなければ下院のせいにすればよく、知事選の結果を含めて２年後の再選に向けての対応は思惑通り運んだとみていいだろう。

　直近の問題は中米からアメリカを目指している移民集団への対応である。メキシコはトランプ大統領の権力低下を見越して移民を通過させるであろう。トランプ大統領も国境への軍隊の派遣は見合わすであろう。不法移民が大量に入国した時の混乱は民主党のせいにしメディアたたきにも利用するであろう。見ものである。また今後、壁の建設は民主党が下院で多数を握っている限りできない。いずれにせよ上記のことはアメリカの内政で有りアメリカの民意である。外交、通商政策は大きな変化はないと思う。対イランへの強硬政策も変わらないと思う。なんとなれば親イスラエル感情は伝統的にアメリカにはあり民主党にもイスラエル派が多数いると思われるからである。恐縮ですが老婆心ながら、自民党の皆さんは「朝日」を筆頭とする左翼メディの悪意のある卑劣な質問に引っかからないよう中国流に選挙結果はアメリカの内政で有り発言は控えたいに徹していただきたい。