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臨時国会を開催した目的を忘れるな! [政治評論]

 臨時国会を開催した最大の目的は日米貿易協定が来年1月1日から発効できるよう年内の国会承認が必要だったためであろう。日米貿易協定は国内の産業界も好感を持ち早期の批准を望んでいるところから、主要野党としても遅延の責任は取りたくないのが本音であろう。参院の審議期間ぎりぎりで衆院採決を認めたことから明らかである。犠牲になったのが憲法改正に関する国民投票法改正案であろう。国民の側から見れば与党と野党の駆け引きによる国会審議の一種の私物化である。70年前の時代に合わなくなった憲法改正の第1段階である国民投票改正案を是非成立させてほしい。来年1月の通常国会になれば最優先は来年度の予算案ということになる。

 こうなった以上は仕方がない。会期を延長してでも国民投票改正案は成立させるべきである。野党が徹底して反対したら即刻解散して国民に信を問うべきである。2/3が取れなかった場合は国民の信任が得られなかったのだから止むを得ない。当面あきらめましょう。国民は必ず勝たしてくれますよ。

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