低能な野党、左翼メディアよ！いつまで魔女狩りを続けるつもりだ！

　腹が立って腹が立って真から怒っているので言葉を選ばない。今度は河野防衛大臣の言葉尻だ。低能な野党幹部、何も知らない若造の左翼メディア記者よ！物事は必ず連続性がある。自衛隊員の意識の中に何があるかよくよく考えてみよ！筆者９０歳、自衛隊の発足から現在に至るまでの歴史を全部知っているので鬱積している自衛隊員の心情がよく分かる。

　一旦緩急あれば命を的に国民の生命財産を守る崇高な任務を課せられている自衛隊員が発足時から下述のように如何に政治に翻弄されてきたか。発足時は税金泥棒と揶揄され、家族ともども人権を無視されて来た自衛隊員、最近は本来業務外の災害救助などによく駆り出される。野党の幹部よ！たまには災害地見舞いのついでに、隊員にご苦労さんのねぎらいの一言ぐらいかけたらどうだ。メディアの記者よ、自衛隊による災害救助の特集番組でも組んだらどうだ。河野防衛大臣がその鬱積した心情を察し、度重なる出動を雨男のせいだの下手な冗句で慰めた真意も解さずそれで政治家か、それでメディアの記者か、鈍感な政治家、鈍感な記者がいる以上やはり自衛隊の憲法上の位置づけを明確にする必要があるな。以下政治に翻弄されてきた自衛隊の歴史の大まかを記す。

　昭和２５年朝鮮戦争が始まるや在日米軍が朝鮮に動員され日本の治安維持に不安を感じたＧＨＱは急遽警察予備隊を組織させた。更に北朝鮮と共謀した左派日本人の暴動を警戒したＧＨＱは警察予備隊に米軍貸与の武器を持たせ保安隊とした。一方ソ連との冷戦に対応していた米国は日本を独立させ同盟国とするため講和条約と同時に安全保障条約を締結し西側の一員に組み入れ、日本の再軍備に着手した。過度の再軍備が日本の経済に及ぼす悪影響を恐れた当時の吉田首相があらゆる外交手段を弄し抵抗したのはこの時期である。面従腹背の手本のようなものである。占領初期１００年間日本を再び立つ能わざるようにすると豪語していたアメリカも国際情勢の変化で僅か5～6年で日本に再軍備をさせる始末である。呆れたご都合主義もいいとこだ。しかしこれが自国本位の世界の常識だ。更に不謹慎なことを言うなら朝鮮戦争は日本にとっては、遅くれて吹いた神風だ。早く吹かなかったのは神様が敗戦という現実で全体主義の恐ろしさを日本人に教えるためだったのであろう。ここまでが自衛隊の生い立ち第一期である。吉田政権の残した最大の問題は独立国の防衛問題を安保条約によるアメリカ依存という形であいまいにして残した点であろう。しかし早期の多数講和で独立し経済再建を果たした点は大きな功績である。曲学阿世の徒なる言葉が出たのもこの時期である。

　その後鳩山内閣が誕生する。彼は憲法改正、再軍備派である。前吉田内閣に対抗し実績をかせぐため手掛けたのがソ連との国交回復であり自衛隊問題としては直接関係ないので北方領土問題として別に詳述する。

　鳩山内閣の後は岸内閣だ。講和条約とセットで結ばされた安全保障条約は全くの片務性で、言わば植民地で編成された植民地軍の様なものである。これでは独立国家の防衛は出来ないと考えた岸首相は我が国の独自性を加味した新安全保障条約を米国と締結しようとした。日本にある基地を使用し戦闘行為を行うときは事前協議の対象としたり日米の対等性を強く押し出した。。当然双務性が前面に出てきた。しかも双務性の地理的範囲に極東条項なる文言があり、これでは台湾問題などで米中の紛争に日本が巻き込まれる恐れがあった。これをとらえた左翼政党と左翼メディア（当時の新聞のほとんど全部）は当時活発化しつあった学生運動を扇動し連日大規模なデモを繰り返した。国会の入り口の門が一部デモ隊に破られたのもこの時である。編成途上でまだ力のなかった警察機動隊はなすすべもなく国会周辺は暴動寸前の様相となった。そしてついに最大の悲劇が起こった。デモに参加していた東大の女子学生樺美智子さんが統制の取れなくなったデモ隊に押し倒され踏みつぶされ死亡したのである。デモの行き過ぎに気づいた各指導者がデモの自制に乗り出しデモは収まるという大事件にまで発展した。

　その後も自衛隊を巡る数々問題が起きている。

　自然災害時における救援問題、自衛隊による救援出動は、デモ鎮圧などの治安出動に繋がると地方自治体の首長による救援要請を牽制し続けてきた左派政党。そこえ関西、淡路大震災。地方自治体の首長は自衛隊への援助要請を逡巡する、神戸長田地区の様に倒壊家屋の下敷きになっている住民のところに火が迫る、自衛隊は来ない、多くの被災住民が焼死する惨事となった。左派政党は口をつぐんで誰も責任を取らない。マスメディアは報道しない。これが左翼勢力の実態である。住民のことなど爪の垢ほども考えない。今では首長はすぐ要請を出す、勿論住民の命に関することだ、全力投球はやぶさかではないが今までの言動が言動だ。自衛隊員も人の心を持った人間だ。たまにはその心情に思いをはせてやったらどうだ。