憲法審査会何時になったら開催するつもりか、ー主権者を愚弄するな

　12月10日　臨時国会閉幕、与党の皆さん、是々非々の野党の皆さん、ご苦労様でした。何でも反対の野党の皆さん、茨城県議の選挙結果をどう見ているのかな。現実指向の野党で政界の再編成を遣らない限り今の野党で政権を取るなど夢の夢ですよ。仮に地方選挙結果など国政には関係ないよと嘯いているとすればとんでもないことですよ。組織力が強いと言われている共産党が1名減らしていますよ。

　問題にしなければならないのは、国会の憲法対応ですよ、憲法問題で国会が持っている権限は改正に対する発議権だけですよ。被占領下にあって占領国の大きな圧力のもと制定された憲法を７０数年も金科玉条として守り通して、発議権を盾に国民の参画もゆるさない現国会は完全に思考停止国会だ。何のために憲法審査会を作ったのか。決定権を持っている国民に案も示せず、案を持っている自民党ついても説明させない。「朝日」など左翼メディアに来年の参院選の応援を忖度しているならば誠にだらしない代議士だ。来年の参院選にはメディアを含めて徹底的に糾弾しょうではありませんか。憲法改正に向けて多くの意見を持っていながら賛否の権限を１度も行使できず亡くなった有権者もたくさんおられます。今、最も必要なのは第９章９６条に記載されている改正条項でしょう。厳しい条項がある限り今後改正環境を作るのはほとんど不可能でしょう。せめて過半数ぐらいに改め、次世代が必要に応じて改正できるようにしておくべきでしょう。「朝日」やいわゆる進歩的と思っている一部学者が指向しているのは最終的には暴力革命で有り民主的な改正などは毛頭考えておらず改正条項など気にもしていないものと思われる。

　ちなみに物の本によると現行憲法の由来は学会では８．１５革命によるものだという宮沢博士の説が定説になっているようです。共産革命を嫌ったＧＨＱは後々革命説が出るのをいやがり改正の形をとったのでしょう。改正の形をとれば欽定憲法である明治憲法の由来が残り、左翼学者は困り８．１５革命説にたどり着いたのであろう。

　ところでＮＨＫは憲法問題のニュースが出るたびにタイトルバックに桐の小箱に収められた昭和天皇による現行憲法の交付文書を見せるのだが一体ＮＨＫ報道陣は８．１５革命説か明治憲法改正説かどちらを取ろうとしているのか一向不明である。

　当時２０歳前半であった小生は、国体護持を信じ特攻作戦に殉じた先輩を思い涙すると共に象徴天皇制ではあるが天皇制が残ったことに安堵したものである。