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NHKの日曜スペシャル(12.02)スクープ平成史(2)を視た―追記有り(太字) [政治とマスメディア]

 正直落胆した。山一証券自己廃業のいきさつでスクープでも何でなかった。金融問題に関心のある人なら誰れでも知っていることで、廃業の時点で取材に応じなかった何人かの関係者が取材応じた点がスクープか。これではまさに羊頭狗肉ではないか、企画の意図を考えると[NHKの「朝日化」]を危惧せざるを得ない。

 取り付け騒ぎを起こした第1次山一証券危機の時は田中角栄大蔵大臣の時に起きているきている。当時のことは門外漢の小生でもよく覚えている。金融界全体に波及し金融界に大混乱が起きることを恐れた田中大臣率いる大蔵省の対応は素早かった。田中大蔵大臣と日銀総裁と協議の上、私企業の救済に公的資金が使われかねないという次の事項について記者会見で行われた。

 ①証券業界が必要とする資金は日銀が無制限、無担保、融資する。

 ②山一証券については興銀、富士、三菱の3行を通じて融資を実施する。

 ③今後証券金融について抜本的見直しを行う。

 この発表により山一は救われると同時に我が国の金融業界が破滅的な大混乱に陥ることは無かった。若し大混乱に陥っていたら日本の金融業界は確実にアメリカを筆頭とする世界の大金融機関に支配されていただろう。田中氏の政治的手腕の評価される所以である。

 その後山一は我が国経済界に訪れたいざなぎ景気をうまく活用し短期間で上記の特別融資は完済している。但しそれからの独裁的な経営の失敗と、こまれば政府が何とかしてくれるという安易な他力願望により第二次危機を招き、自己廃業に陥ったのである。この辺のことは日曜スペシャルによらずともネットで詳細に知ることができる。疑問は今何故NHKが「スクープ平成史」で取り上げたのか。番組最後の方で頻発する検査の改竄などに触れていたから新たな企業による改竄問題をつかんだのか。それを政治不信につなげたいのか。羊頭狗肉の番組の企画意図が全く不明である。

 次回は予告によれば「小選挙区制度」を取り上げるようであるから、これは解りやすい。左翼メディアは政界が安倍一党独裁を許しているのは「小選挙区制度」だと盛んに叫んでいるので内容を視れば製作意図はすぐわかる。主権者の皆さん、次回の放送をよく見て報道の公正中立が守られているかを判断しましょう。公共放送を謳い受信料を独占しているNHKは「朝日」とは基本的に違うのである。「朝日」化を狙うなら受信料制度を他の企業に譲るべきである。

 「追加」30.12.5 今企業の改竄問題、メディアのフェイクニュースなどを含め、求められているのは道徳教育である。戦後教育において最も軽視され続けてきたのが道徳教育であろう。気が付けば、いつの間にか世界の数多くの民族の中で、道徳心のない最も卑しい民族に堕ちいりつつあるのである。欧米諸国は家庭内にキリスト教が入り込んでいるので最低の道徳心は家庭教育で保たれているのであろう。もし仮に我が国で左翼政党が暴力革命により政権を握ったとすれば、真っ先に手を付けるのは、中国を手本とした道徳教育であろう。本来人間の心の問題である道徳教育には右も左もない共通の問題である。NHKの番組から脱線した。いずれ改めて投稿したい。




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