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プーチン露大統領の真意を推測する [北方領土問題]

 北方領土問題がシンガポールにおける日ロ首脳会談の結果急に進展しそうな様相を帯びてきた。今プーチン大統領が日本に接近せざるを得ないような国際情勢、国内情勢があるのか考えてみた。

 国際情勢と国内情勢

 ・クリミヤ半島の強引な併合の結果、EUから受けている経済制裁が国内経済に悪影響をおよぼしはじめているのか。外電が騒いでいないので考えにくい。

 ・アメリカの中間選挙の結果民主党が下院で多数を占めたため、アメリカの大統領選挙戦に干渉したことがばれるのを恐れているのか。アメリカの民主党系メディアが大統領選の予測外れの醜態をカバーするため勝手に騒いでいるだけでロシアから見ればむしろ滑稽である。プーチン大統領は気にもかけていない。まして日本に関係のある問題ではない。

 ・本命として考えられるのは、中国による旧ソ連の支配下にあった中央アジア諸国への一帯一路政策の進展ではないか。中央アジア諸国が一帯一路で中国になびけば、ロシアは中国と膨大な国境線で対峙することになる。最近の中国軍の質、量の著しい増強を考えれば大きな脅威である。日本も南シナ海、インド洋における一帯一路の進展に大きな危惧の念を抱いている。日ロ双方にとって北方領土など比較にならぬ共通した大きな問題である。そこで北方領土問題を早期に解決しお互いに連携して中国の一帯一路政策にあたる必要性が生じているのではないか。日本にとっても好機である。今後の展開を注視しよう。但し外交巧者のロシアである。安倍外交を支援しその成功を祈ろう。



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