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NHK、正確な報道に徹しろ! [マスメディア批判]

 8月9日の朝の報道で美浜原子力発電所の特集めいた報道をやっていた。美浜原子力発電所はかつて(平成16年8月)3号機のタービン建屋で腹水系配管が破損し熱湯が噴出し作業員5名が死亡し6名が重傷するという大事故があった発電所である。

 当時は反原子力発電の真っ最中でメディアはここぞと原子力発電の危険性を騒ぎ立てたものである。一寸知識があればタービン建屋は原子力発電特有のものではなく普通の火力発電所でも必要なものであることはすぐ理解できるのであるが、関西電力の管理体制が原子力格納装置の方に行きすぎタービン建屋の方がおろそかになってたのである。しかしどこにでもある危険性に手抜きがあり5名もの尊い命が失われたのである。関西電力は大反省をし技術的な再検討、管理体制を地元の意向を入れて見直し原子力規制委員会も此れを認めていたものである。その後東北の大震災により福島原子力発電所が被災し、こちらは放射能を付近にまき散らすという原子力特有の大事故となり今日に至っているのである。

 なぜ今NHKが特集か、推測するに次のようなことだろう。当時の町長のスケジュールメモが見つかった。これを入手した若手記者が平成16年の大事故のスクープになると思い色々裏を取ったのであろう、しかし平成16年の事故は原因、関電側の管理体制を含めた対応は原子力委員会もこれを認めているので特ダネに成りようがない。ニュースにも成りようがない。ここからが推測で有りNHKのいいとこと悪いところが出ている。町長のスケジュールメモから隠れた特ダネがあるかもしれないという若い記者の感をかった上司がもっと広く総合的なエネルギー問題と地元との関係として取り扱うようにチャンスを与えたのであろう。これは経験の浅い若い記者に単独にやらせるには、無理がある。時あたかも再稼働の審査中である。ありふれた再稼働反対に終わったのである。迷惑したのは関電であろう。再稼働は地元に取っても微妙な問題である。NHKも若手にチャンスをあたえるなら最後まで面倒を見るべきであった。

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