反NHKの党から1名当選 [マスメディア問題]
参院選の結果、比例区で反NHKの党から1名が当選した。 反NHKの根が深いことに驚いた。
問題は二つあるように思われる。一つは集金委託人の態度である。これは営業部の正規社員のバックアップで解決できる。正規社員が問題解決を避けているのではないか。
二つ目は報道姿勢である。報道関係者の根底にある反権力である。これはNHKに限らず民放、新聞、週刊誌等々共通である。これが公正中立であるべき本来の姿になれない垣根である。しかしNHKは世界に例をみない受信料制度の上に成り立っている。この理解がNHKの報道関係者に薄いのではないか、本来思想、信条、言論の自由の中で、独自の公共放送の報道理念を打ち立てなければならないものを、明治以来の反権力にどっぷりつかっていたところに問題点があるように思う。ツイッターを読むとずいぶん痛烈な批判があるのに反権力を唯一無二の報道姿勢にすがり独自の公共放送の報道姿勢を生み出し得なかった報いであろう。
部内的には速やかなる改革が必要である。独自にできなければ公共放送無用論に発展し兼ねない重要課題である。
(追記) 2019.07.23 こんな解説をやっていたら無用論につながるよ!
上記記事を書いた後NHKのニュースをモニターすることにした。NHKをよく知り、NHK有用の立場であるからお門違いの反論があった時に擁護する意味からであるが、さっそく驚いた。解説者は何を忖度してこんな解説をしているのだろうか。
解説していたのは、ホルムズ海峡其の他イラン近辺の海域におけるタンカーの護衛の問題である。時宜を得た格好の議題であるが何故か逃げの解説であった。これではNHK無用論になりかねない。
日本のタンカーの護衛に関し海上自衛艦を派遣する件である。日本のタンカーに限定すれば問題はないはずであるが一国主義に対する各国の反応、さらにすでにアメリカの提唱し我が国にも呼び掛けて来ている有志連合による護衛への参加、これには法律の改正が必要か否か、断って金だけ出して守ってもらうか、この場合の参加する国の反応等々、何もNHKに結論めいたものを出せと言っているのではなく問題点を解説し政府の出す結論を支持するか反対するかの判断材料を提供するのがNHK役割りですよと言っているのである。野党に不利になる問題提起もあろうし政府にたてつく問題提起もあり得ると思うが最終的には主権者が政府が出してくる案を判断する材料の提供である。
さらにNHKに一言、政府は総務大臣が反NHK党1名当選を受けて見解(NHK必要論)を出しているのにとうのNHKが会長の見解も出せないのか、堂々と必要論を出すべきである。
(追記)2019.07.24の朝刊によれば経営委員長が見解を出したことが報じられた。
2019-07-23 07:16
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