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家庭内暴力と親権者による殺人事件(追記有) [社会問題と人命]

 2029.6.10(追記)元事務次官による長男刺殺事件から1週間がたつ。この間メディアは様々な形でこの問題を論じてきたが成人の引きこもり問題と+家庭内暴力の二つの問題をごっちゃにして論じているメディアが多い。中には視聴率を上げるためかこの深刻な問題を興味本位に取り上げたメディアもあり慨嘆にたえない。双方とも無差別殺人に繋がる誠に深刻な問題であり早期に一定の予防措置を考えないと全く無関係な幼い命が奪われる事件が再発されかねない。いづれも隔離措置が最も有効と考えられるが人権問題が絡み関係者がしり込みをして議論すら進展しないと思う。最終的には親権者に押し付けることで終わりになるのが落ちであるが親権者の老齢化を考えればそれで済む問題ではない。人命と人権は避けて通れない問題である。最終的には政府の決断になると思うがそれ以前にメディアによる的確な問題提起が必要ではないか。オール日本で考える必要がある。


 2019.6.03 ひところ社会問題としてマスメディアを賑わした家庭内暴力なる言葉が、再びマスメディアに登場した。官庁(農水省)の元事務次官を務めた人物が同居していた長男を刺殺したのである。家庭内暴力は子供の成長過程の反抗期に起こるものであるがその暴力は凄まじいものがあるようである。しかし一定時期を過ぎれば大抵自然に収まったものである。今回の事件を見ると収まらずに中途半端のまま成人して一旦は社会に出るが結局中高年になっても社会にとけ込めず元の家庭に戻らざるを得ず今度は中高年引きこもり族の一員になっていたように思う。当時の家庭内暴力の発生は比較的民度の高い家庭が多く子供が親に強度のコンプレックスをいだき反抗として暴力を振るっていたように思う。家庭内暴力は家庭の恥をさらすようなもので親としてどことも相談するところがなくひたすら耐えるしかなかったようである。自治体が把握できるわけもない。今回の事件は川崎事件の直後であり家庭内暴力を振るわれた時点で、元事務次官としては切羽詰まって自ら禍根を絶たざるを得ないとまで思いつめたのであろう。同情する余地は大いにある。中高年引きこもり族に把握の困難なもう一つの引きこもり族が加わったのである。

 急を要する社会問題として隔離(ある種の人権侵害)を含めて対策を考えないと再び罪のない命が奪われかねない大問題である。マスメディアの論評は相変わらずのピント外れで全く勉強不足である。

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