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核融合発電システムの早期実現について [エネルギー問題]

 昨年12月に配達され、積んだままになっていた電気学会誌12月号を読んだ。特集として「核融合発電システムの早期実現に向けて」~超電導トカマク型実験装置JT-60SAの完成~が掲載されていた。早くから騒がれ将来の集中型基幹電源として期待されている核融合発電システムに向けた国際熱核融合実験炉が建設中の南フランス(我が国も建設地として手を挙げ、最終的にフランスに譲ったもの)で着々進んでおり、装置のうち我が国が分担し最大の構成機器である超電導トロイダル磁界コイルが完成し、本年初頭に現地南フランスに向け搬出され現地組み立てが開始されるとのことである。実験炉の成功後原型炉と進むので実用化されるのは今世紀の終わりごろになると予想される。参画しているのは日米欧露中韓印の諸国である。

 翻って今の開発途上国の皆さんが先進国並みの生活水準を望む(望むのが当然である)とすれば、必要なエネルギーはどのくらいになるか、大型コンピューターで計算すればすぐわかる。其れを化石エネルギーで賄うとすれば地球温暖化のスピードは幾何級数的に早まり、人類は戦争が無くても滅亡する。ところが、上記各国は日本を除いて軍拡による抑止力を信じ軍拡に狂奔し莫大な資金を投じている。各国が軍拡を辞め資金をこのプロジェクトなど温暖化防止のためのあらゆる技術開発に投じてくれればと思う次第である。やはり我が国は何が何でも国連の安全保障委員会の常任理事国に加わり平和維持のために全力を尽くし世界の軍拡を抑える必要があると思う。今の原子爆弾、軍拡による抑止力では戦争が無くても人類は地球温暖化により滅びる。軍拡による資金を地球温暖化防止策に投ずるべきである。

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