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NHK報道に問題あり、これが公共放送か、 [マスメディア批判]

 2019.8.15 NHKスペシャル 全貌「二・二六事件」新発見 最高機密文書 事件4日間の克明記録 激突寸前!陸軍×海軍 天皇の知られざる発言 軍上層部〝 極秘作戦〝 浮かび上がる戦争の道 等々思わせぶりな言葉を並べたがほとんどは既知のことばかり、要は軍の最高責任者としての昭和天皇の責任を問い天皇制の危うさを問いかけたい共産主義的な思考を表したかったに過ぎない。むしろタイトルも「共産党的思考から視た二・二六事件」とでもした方がすっきりしたのではないか。事実反乱軍の青年将校は入隊してくる新兵の出身地である農村の疲弊を肌で感じ政治を改革しなければ国は守れないとストレートに信じて行動を起こした面も多いようである。陸軍の上層部には反乱軍に同情的な皇道派(むしろ扇動派)とこれに反対する統制派の派閥争いがあり、一番の難問は軍の統帥権が内閣・国会にはなく大元帥である天皇だけにあるという日本特有の問題である。昭和天皇が事件の処理を複雑な内閣の問題としてではなく軍の統帥権の問題として自らが大元帥として早期に処理することを考えたのだろう。自ら近衛兵を率いて鎮圧に向かうと言ったお言葉が如実に表している。また海軍の青年将校の動向を気にしたのはいたって当然である。海軍の青年将校は4年前に5・15事件として総理大臣を暗殺しているのである。立憲君主制をかたくなに守った昭和天皇の二つの思い出とはそのおきてを破ったポツダム宣言の受理と2・26事件の処理であるとすれば今考えても誠に偉大な天皇であったことは間違いない。

 2・26事件を1時間や2時間の特集番組としてスクープ的に扱うのは到底無理である。誤解を広げるだけである。報道関係の役員以下幹部のガバナンスのなさを問いたい。教育放送の歴史番組としてじっくり企画・放送すべきである。力量がないというなら辞任すべきである。

 最後にかの有名な放送ー兵に次ぐーを是非再現してほしかった。この放送で反乱部隊の戦意は殆どなくなったとみてよい。取り上げたアナウンス部の快挙である。当時報道局は無かったのであろう。放送は逓信省の検閲を受けていた。報道局もケチな考えは捨てた方が良い。

 もう一言。共産党の細胞にはくれぐれも留意のほど。最近NHKの報道はおかしいという巷の声が多いよ。 

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