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イラン問題についてー日本のマスメディアはどうして読みがが浅いのか [中近東外交]

 安倍首相が近々イランを訪問することになっている。果たして緊張しているアメリカ対イランの仲介役になれるのか?。もともと中近東の緊張の主要な原因はイスラム教のスンニ派とシーア派の派閥争いが裏にあるので非常に解り難い。今回の緊張もアメリカが米英独仏中露が2015年に結んだイラン核合意から突如として離脱したことが主原因とされているが果たしてそうだろうか。何故アメリカが離脱したのか、イランが密かに核開発を進めていたとしても北朝鮮のようにアメリカを標的にした長距離ミサイルが無ければ直接的なアメリカの脅威にはならない。しかしイランが核爆弾を開発した場合はイランを取り巻くイスラム諸国はイラン(シーア派)の勢力圏内に組み込まれてしまうであろう。仮に西欧寄りのサウジアラビア(スンニ派)が政変でイランに組み込まれれば西欧にとって第3次オイルショックである。それどころかイスラエルは国が消滅してしまうであろう。ロシア、中国は間髪を入れずエネルギー的に西欧、中近東を支配してしまうであろう。こうなれば第3次世界大戦であり最終的には人類の滅亡であろう。アメリカはこの辺まで読んでいるのであろう。アメリカが派遣した空母と戦略爆撃機は「イラン」と「サウジアラビア、イスラエル」双方に対する抑止力として機能しているが根本的な解決策ではない。こう考えると安倍首相のイラン訪問は重大である。我が国のメディアは茶化したり足を引っ張ったりしているが軽率もはなはだしい。

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