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公共放送について想う [マスメディア]

  11月4日放送のNHKの番組「未来塾」なるものを視た。タイトルは [池上 彰の「エネルギーの未来を探るバスツアー]」となっていた。原子力発電反対派の立場から見ればまあまあよく出来ていたと思う。原子力発電を含む電気エネルギーミックス派からみればかなり一方的であった。地球温暖化と近年多発している異常気象との因果関係は科学的には解明されていないが何らかの因果関係があるであろうことは世界の定説になっている。反対派はCO2抑制のパリ協定は達成できると思っているのであろうか。それとも国民が大正時代か昭和初期の生活レベルに戻ってもいいと思っているのであろうか。原子力発電はクリーンエネルギーの観点から見ればCO2を発生せず全くクリーンなエネルギーである。地球温暖化問題から見れば次なるCO2排出零の電気エネルギー発生装置が開発されるまでは重要な電気エネルギー発生装置である。明らかに原子力発電の問題は国民の意見が二つに分かれている問題である。NHKが公共放送を名乗る以上,ミックス派の意見も取り上げるべきである。ましてや運営資金を受信料の名の下で受信者から独占的に徴収している企業である。近い時期にミックス派の意見を取り上げることを期待している。政府がミックス方式をとっているので「朝日」など左翼メディアから「権力の走狗」などと恫喝すされることを恐れているとすればとんでもないことである。放送形態はNHKが決めることである。もし「未来塾」の形をとるとすれば司会の池上氏は不適である。ミックス派の学生を説得するような司会はいただけない。じっくり学生に考えさせることであろう。燃料電池方式(排出CO2零、次期自動車エネルギーの本命)、水素発電方式(化石火力の補完)人工衛星発電装置(強力なマイクロ波に変換して地球へ持ってくる)等々も紹介すれば学生さんは興味を持つと思う。但し実用化までには時間がかかる。しかし議論も無しに福島原発の事故があったから原発無事故の神話は崩れた。ゆえに原発絶対反対、ではあまりにも記者さんよ!、知性がなさすぎる。原発の事故はなぜ起きた!記者さんよ、答えてください。津波に対する堤防が低すぎたのか、さにあらず、予備電源装置が低いところにあったため津波で働かなくなり発電所全体がブロックアウトになった。このため冷却水システムが働かなくなり原子炉が空焚き状態で水素爆発を起こしたためである。対応は単純である。予備電源装置を高いところに置き、できれば2系統設けておけば良かったのである。システム全体の安全対策に欠けていたのである。お隣の東北電力の女川原子力発電所は同じような大きな津波に襲われたが自動停止し空焚きにならず水素爆発は起こさなかったのである。この点設計を含めて東電の責任は大きい。

  一方政府の対応も理性的ではなかった。神話が崩れたと慌てふためき全国の原子力発電所をストップし老朽火力を含めて総動員し石油、石炭の化石燃料を使ってCO2の垂れ流しをやったのである。莫大な経済損失をもたらし地球温暖化にも寄与する始末である。この付けはだれが払ったのか。最終的には国民である。しっかりした議論もせず原子力全廃を煽っている左翼メディア、政治家にも付けを回したい。

 NHKの番組の問題から話はそれた。NHKの番組の公平、中立性については今後も注意しよう。

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