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通常国会に望む [政治]

 通常国会が開かれた。総選挙後の初の通常国会である。来年度の予算審議を始めとして、急速に進展している少子高齢化対応、これに伴う社会情勢、労働状況の変化、核武装に執念を燃やす北朝鮮に対応するための安全保障問題、拉致問題への対応等々の現実的な諸問題とこれらに対応しきれなくなっている憲法の改正問題がある。建前の議論ではなく本音の真摯な議論の展開を希望する。

 まず国会の開催に当たっていつも残念に思うのは、拉致問題に関する北朝鮮に対する非難及び早期解決決議である。遺族の心情を思えば毎回毎回解決するまで執拗にやるべきである。国会もメディアと同様、何故冷淡でいられるのか。何か北朝鮮に言えない事情があるのか、北朝鮮の言う通り解決済みと思っているのか。野党がそう思っているのであれば与党だけでやればいい。何も全会一致でやる必要はない。

 次にモリ、カケ問題である。野党の党首などはメディアに踊らされ、まだやるつもりでいるらしいが、やりたければやればよい。思想、信条、言論など自由な国だ。ただし来年度予算案など重要法案を人質に取るな。モリ・カケ委員会でも作って参院選まで延々と気の済むまでやってくれ。国民の大半がモリ・カケ問題より北朝鮮の脅威と、拉致問題の非人間性の残酷さに気づいたから自民党に投票したのだ。主権者である国民を小馬鹿にするな、先の総選挙で何故惨敗したか、主権者の委託である代議の責務を怠っていたからである。記者クラブ、外人記者クラブに巣くう国民の生命財産よりもイデオロギー第一主義のボスどもの意向を忖度したり、外国の情報機関に毒され外国のために活動して粋がっている哀れな記者諸侯のいることに国民は当に気づいているのである。ネットを駆使し情報を自在に得ている若者層に安倍首相支持者が多いのはむべなるかなである。

 最後は憲法改正である。70年も前の国内情勢、国際情勢のもとに、しかも戦勝国が敗戦国を二度と立ち上がらせないという意図のもとに制定された憲法である。講和条約が成立し国家主権が回復した時に当然新憲法を作るべきであったのだ。いまさらそれを言っても仕方がない。改正条項に従って粛々と国民に問えばいい。主権は国民にあるのだ。憲法改正を公約に謳って選挙に勝った自民党である。粛々と規定通り国会に発議を図り、規定通り国民投票にかければいい。メディアは何を恐れて議論すら反対するのか。主権者が信頼できないというのか。それでは民主主義の破壊ではないか。自民党よ。現行の民主主義を否定するようなメディアなどに拘らず堂々とスケジュールを作り実行に移せばいい。願わくは改正条項は民主的な各国並みに緩和しいつでも時代の変化に即応できるようにした方がいい。野党も選挙で勝てば改正可能にした方がいい。最後は主権者たる国民のきめることである。今国会で活発な議論を期待したい。

 総務大臣に望む。国民が代議にしろ直接にしろ主権を行使するために最も必要なものは正確な情報である。総務省は国会事務当局に衛星放送の電波を何波か割り当ててほしい。国会事務局は国会開催中は開かれている委員会を全部放送すべきである。画質はアナログ放送時代と同程度でよい。多重技術を使えば可能である。野田総務大臣殿よ。大変な実績になりますよ。期待します。

 朝早く寄稿した文書である。不遜な文言があれば、歳に免じて乞うご勘弁を。

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