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「ロシア」疑惑なるものの報道について [国際問題とマスメディア]

「ロシア疑惑」の報道はどうした。一夜にして疑惑はなくなったのか。アメリカではABC記者懲戒処分を巡って喧々諤々の議論があると思われるのに、こちらには一向伝わってこない。アメリカ駐在の特派員は一斉に冬眠に入ったのか。見事な情報統制ではないか。指示を出しているメディアの左の悪の巨大な岩盤の存在は何処にあるのか。メディアの信用失墜この上なしだ。
 日本でもアメリカのABCのようにガバナンスを発揮出来るメディアは無いのか。さしあたって最高裁から受信料合憲のお墨付きを頂戴したNHKあたりから先鞭を付けてはどうか。朝日新聞が個人評論家の著作に訴訟を起こしているようだ。「モリ、カケそば報道の疑惑の顛末」とでも言った特集を組んではどうか。受信料収納率の向上間違いなしだ。(29.12.07記)

 アメリカの有力テレビメディアABCが誤報で担当記者を懲戒処分(何ヶ月かの減給)にしたことをNHKがネットで報じていた。この情報は、詳しく読む暇もなくネットから消えたが多分「ロシア」疑惑を恣意的に報道していたことを誤報として法人ABCがガバナンスを発揮したのではないかと思う。筆者が取り上げたのは「ロシア」疑惑なるものの究明とメディアが相手陣営攻撃に、いかにフェイクに利用するかを解明したいからである。

 ロシア疑惑なるものは、次の2点からなるものと思われる。

①ロシアはウクライナ問題で西欧側に同調したオバマ民主党政権に大きな不信感を持っていた。ロシアが手を出したのが議会に対するロビー活動だ。これにかかわったのが前副大統領補佐官のフリン氏だ。大統領選にかかわる以前のことだ。アメリカには議会に対するロビー活動には制約がありこれに反すると処罰される。フリン氏がFBIに認めたのはこの罪であろう。多分金が動いたのであろう。トランプ大統領とは何のかかわりはない。ロシア政府が介入しているかどうかは不明である。プーチン大統領は否定している。フリン氏は司法取引に入ったようだから遠からず真相は明らかになるであろう。

②選挙戦中にロシアから行われたとされるクリントン陣営に対するサイバー攻撃である。これはオバマ政権によるウクライナ問題介入に反感を持ったロシアの民間団体が行ったものであろう。国家機密が漏えいしたわけでもなく、クリントン氏のメールアドレスに対するルーズさに対する心理的な影響程度で大統領選に影響したなど到底考えられない。

 アメリカの民主党びいきで、トランプ大統領憎しのメディアは上記①、②を物凄いフェイクニュースとして報じ、日本のメディアも何の批判もなくそのまま報じ、さらにトランプ大統領と親しい安倍首相の安倍憎しに利用しようとしていたのである。「ロシア」疑惑の報道に接し、アメリカのマスメディアも日本のマスメディアと同じ低レベルだと感じていたが、ABCの記者処罰の報に接しガバナンスは数等上だと、思い直した。

 もっとも重要な問題は日本のメディアがこの報道を隠蔽しようとしている点である。NHKは早々にネットから消し、他のメディアは全然報じていない。日本のメディアには、民主社会における報道の公正さの何たるかを心得ていない巨大な悪の岩盤が存在しているように思えてならない。ガバナンスもない。(29.12.06記)



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