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憲法改正論議に想う [憲法改正問題]

安倍総理が自民党総裁として発言した憲法改正問題で国会及びマスメディアは大騒ぎである。何を騒いでいるのか。国会についていえば野党議員による国会軽視論議で有りマスメディアについていえば9条改正による戦争可能国家への変貌論議である。双方とも何を寝ぼけたことを言っているのか。国会についていえば憲法調査会がありながら長年にわたって議論を意図的にサボって付けが回ってきたもので、いまさらなんだと言いたい。天に向かって唾を吐いているようなものだ。マスメディアについていえば昨今の国際情勢をどう考えているのか。北朝鮮有事が現実味を帯びている現在、国民の生命、財産、国際的な権利を守るためにあらゆる事態を想定し対処しなければならないのに9条、9条とお経を唱えていれば対応できるのか。具体的に北朝鮮有事の時に韓国にいる邦人の救出をどうするのか北朝鮮に拉致されている人々の救出をどうするのか。今のままでは超法規的にやらざるを得ない。平和ボケも甚だしい。

議論を加速させるためには、まず衆議院を解散して国民の信を問うべきである。小田原評定を繰り返している時ではない。改正案ができれば最終的には国民投票で決まるわけであり、主権者である国民が決める問題である。マスメディアは精一杯お経を唱えていればよい。我が国では言論は自由である。


「追記」29.5.22 メディアが報ずるところによると一部の憲法学者が自衛隊は多くの国民が認めているのであるから憲法を変える必要はなく憲法改正には反対である、と言っているようだがこれには驚いた。自衛隊の位置づけを憲法上明確にしたいとしている安倍首相の考えにイデオロギー的に反対している一部のマスメディアに乗せられたのかもしれない(趣旨が29.5.9付朝日新聞社説-憲法70年9条改憲論の危うさ、とそっくりである)が、学者として学問的に見て自衛隊は違憲であるとか合憲であるとかはっきり言うべきである。メディアの意向を忖度しての発言で有ればまさに曲学阿世の徒である。

メディアに言おう。専守防衛を認めているのならばその任に当たり一命をとしている自衛隊員に対し皆さんは違憲の仕事をしているのであると言えるか。「東北でよかった」「がん患者は働かなくてもよい」といった言葉の魔女狩りに血道を上げているメディア自身が最大級の差別を自衛隊員およびその家族に行っていることに気が付かないのか。専守防衛を認めるのなら率先して政府に対し憲法上の位置づけを明確にすべきであると主張すべきであろう。メディアのこのいい加減さを何と呼ぶべきであろう。昭和20年代の元吉田首相に教えてもらおう。アメリカのトランプ大統領のようにメディアの欺瞞性を堂々と攻撃するのも一つの手であるが、日本の状況では無理であろう。市民がそれぞれ声を上げることだろう。言論の自由はメディアだけのものではない。蛇足だが朝日新聞は日本及び日本人を貶めた例の慰安婦報道の張本人である。

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